皆さんは、自分のメンタルの強さに自信はありますか?
こちらの記事では、メンタル心理カウンセラーの資格を持ち、極真空手有段者である筆者が、メンタルが強い人の特徴や、メンタルを強くすることのメリット、またメンタルを強くするのにおすすめな習い事「武道」について紹介していきます。
メンタルが強い人の特徴
「わたしってメンタル弱いかも」
「こんなことでくよくよ悩むのって自分だけ?」
こんなことを考えてしまうことってありませんか?
メンタルの強さ・弱さの定義は一概には言えませんが、精神を安定させて強く見せることは可能です。
また、精神が安定している状態では精神が安定せずに、いわゆる「メンタルが弱く見える」状態と比べると大変生きやすくなります。
まずは、どんな状態の人が「メンタルが強い」と言えるのか特徴を紹介していきます。
自己肯定感が高い
自己肯定感が高い人は他人の意見や目線に動揺しづらく、自分が良いと思ったものを素直に受け入れることができ、自分に自信が持てます。
自己肯定感という言葉は勘違いされやすく、「自分のことが好きな状態」と思われがちですが、正確には違います。
正確には「ありのままの自分を認めている状態」と言えるのです。
ありのままの自分を認めることができれば、自分と他人の境界線を持つことができて「自分は自分」と思うことができますよ。
常に余裕がある
メンタルが強く見える人を観察していると、常に余裕があるように見えます。
この、余裕のあることは精神を安定させるためにとても大切なことです。
余裕がない状態だと、なにか起こるたびに対処や心のざわつきでいっぱいいっぱいになってしまいます。
気持ちの整理がしっかりできていて、なにか起きても冷静に対処できる余裕を常に持っている人はメンタルが強いと言えるでしょう。
極端なネガティブ思考をしない
メンタルが弱い人は、極端なネガティブ思考をしがちです。
考えても解決できないことをぐるぐる思考してしまったり、ネガティブな決めつけや白黒思考をしてしまったりと、どんどん自分を追い詰める考え方をしてしまいます。
逆にメンタルの強い人は気持ちの切り替えが上手にできたり、まだ起きていないことで不安になりすぎてしまったりということが少ないです。
自分で自分のストレスを倍増させてしまう考え方をしないのも、メンタルが強い人の特徴です。
メンタルが強くなることのメリット
なんとなくメンタルが強い方が生きやすそうだし、良いイメージがあると思いますが、実際のところメリットはどんなものがあるのでしょうか。
ネガティブな気持ちに頭を支配される時間が少なくなる
メンタルが弱く、不安になりがちな人は、常にネガティブなことで頭がいっぱいになっている人が多い印象です。
メンタルが強い人の特徴でも解説しましたが、メンタルが強い人は、極端なネガティブ思考をせずに生きています。
自分にとって良くないことばかり考えてしまうと、どうしても気持ちは落ち込みますし、ふさぎ込んでしまいたくなりますよね。
そのような考えに自分で終止符を打ち、別のことに思考を巡らせることができるようになれば、かなり生きやすくなりますよ。
活力が上がり、毎日を楽しく過ごせる
メンタルの弱い人は、常に不安なことに対してぐるぐると思考してしまうので、疲れやすい人が多いのではないでしょうか。
遊んだり、勉強したり、有意義な時間を過ごしたいと思っても、仕事で精いっぱいで活力が追い付かず、休日は寝ているだけという日も稀ではないと思います。
自分の感情をコントロールできるようになり、自己肯定感が上がってくると、活力が上がり毎日を楽しく過ごせるようになります。
毎日が楽しければ、ネガティブな考えも浮かびにくくなりますよね!
メンタルが強くなるといいことづくしなんです。
メンタルを鍛えるのに武道がおすすめな理由5選
ここまで読んで頂き、「メンタルを強くしたい!」と思われた方も多いかと思います。
筆者はメンタル心理カウンセラーの資格を所有しており、極真空手の有段者でもあるのですが、メンタルを鍛えるためには「武道」がとってもおすすめです!
その理由を解説していきます。
身体が鍛えられる
体調を崩している時に、意味もなく不安になった経験は誰しもあるのではないでしょうか。
「心が先か、身体が先か」などと言いますが、身体の招致が悪くなりやすい人は、心の調子も崩しやすいです。
逆に言えば、体調を安定されれば心も安定しやすくなるのです。
武道の稽古はハードなものもあり全身運動なので、自然と筋肉が付き、体の柔軟性も高まります。
身体を鍛え、調子を整えていくのにはぴったりです。
また武道に限ったことではないですが、運動をするとエネルギーを発散するので余計なことに思考が巡りずらくなったり、心の安定を司るホルモンのセロトニンの分泌にも繋がります。
コツコツ努力する経験が積める
自分に自信を持っている人は、努力した経験がある人が多いです。
武道はまさにコツコツと努力する経験を積むのにおすすめの習い事です。
始めは慣れない動きをたくさんしたり、ルールやしきたりのようなものを覚えたりするだけでも精一杯かもしれませんが、次第に稽古にも慣れていきます。
次第に新しい技を身に着けることもできますし、昇級審査や試合への出場など、目標も出来てきます。
コツコツ努力し、ひとつひとつ目標を達成することで、だんだんと自身も付くでしょう!
自信がつくと自己肯定感も上がるので、メンタルが強くなります。
「いまここ」に集中する習慣ができる
少し前から話題になっている「マインドフルネス」をご存じですか?
「いまここ」に集中して、頭をからっぽにする瞑想法で、メンタルの安定に効果的です。
武道を続けていると、この「いまここ」に集中する力が強くなります。
繊細な気質を持つ人や考えすぎな人は、瞑想をするのが苦手なことが多いため、習慣にするのが珍しいと思います。
しかし、武道の稽古を始める前と終わる前に黙想をする習慣があるため、少なくとも稽古をするときには瞑想をすることができます。
また、稽古中は集中して自分と向き合う時間も多いので、余計なことを考えずに頭を空っぽにする時間を取ることができますよ。
姿勢が良くなる
武道の基本姿勢は、どれも姿勢のピンと伸びた良いものです。
姿勢が良いと自信があるように見えますし、なにより凛として美しい印象を人に与えることができます。
それだけでなく、姿勢がメンタルの状態と深い関係があるのを知っていますか?
姿勢が悪いと、自律神経が乱れたり、肩こりや首こりとして、頭痛などの体調不良を引き起こすこともあります。
「体が先か、心が先か」と言われるように、身体の調子が崩れると心の調子も悪くなります。
安定した精神状態を維持するためにも正しい姿勢を保つことは大切です。
サードプレイスが作れる
サードプレイスとは、自宅でも職場でもない第三の場所のことです。
サードプレイスを持つことで、自分を解放しやすい環境ができ、ストレス軽減や心身のリフレッシュがしやすくなります。
また、新しいコミュニティも出来るため、人間関係に対して気軽に向き合いやすくなります。
人間関係が家族と職場に限定されてしまうと、悩みも深くなってしまう場合が多いため、習い事に限らずサードプレイスを持つことはメンタルを安定させるのにおすすめです!
武道を始めて、強くしなやかな心を手に入れませんか
武道を始めることで、精神を安定させ、強くしなやかな心を作っていくきっかけになると思います。
わたし自身も小学生の頃から極真空手を習っていましたが、社会人になったばかりの頃に忙しさから休んでしまう時期がありました。
そのころ「いまの自分には打ち込めることも何も無く空っぽだ」と感じてしまうことも多く、メンタルの調子も崩しましたが、空手の稽古に再び参加するようになると自然と心の調子も回復していきました。
自分も体験したため、メンタルの安定や強化のために、武道は本当におすすめしたい習い事です。
まずは気になる武道を見つけて、お近くの道場に見学に行ってみませんか?