「合気道を始めたいけれど、どんな道着を選べばいいのか分からない」「道着が縮んでしまって困ったことがある」
そんなお悩みを抱えていませんか?
この記事では、合気道歴7年の筆者が、合気道の道着の選び方や特徴、おすすめの商品について解説します。
本記事の内容
- 合気道着の種類と特徴について
- 適切なサイズ選びと洗濯時の注意点
- 初心者から上級者まで、各レベルに合った道着の選び方
この記事を読み終えれば、自分に合った道着の選び方が分かり、より快適に稽古を始められるようになるでしょう。
合気道の道着の起源は、その設立者である植芝盛平が合気道を創設した1920年代初頭に遡ります。
当初、合気道の訓練は伝統的な柔術や剣術などの古武道の形態を取り入れており、その道着もこれらの武道の影響を受けていました。
植芝盛平は、道着が訓練者に適した動きやすさと実用性を提供することを重視し、現在の形の道着が生み出されました。
合気道の道着のデザインは他の武道の道着と共通しており、合気道の特性に合わせて調整されています。
これにより、投げ技や関節技などの動作をスムーズに行えるようになっています。
合気道着の種類と特徴
合気道を行う上で適切な道着を選ぶことは稽古を楽しむためにも必要な要素の1つです。
合気道着には、その用途や稽古の頻度に応じた様々な種類が存在します。
主な種類としては、一重合気道着、二重合気道着、薄型合気道着、そして新素材を使用した合気道着があり、以下にそれぞれの特徴を説明します。
一重(ひとえ)合気道着
一重合気道着は、その名の通り生地が一層で作られており、軽量で通気性に優れています。
特に暑い季節や長時間の稽古に適しており、初心者から上級者まで広く利用され、動きやすさを重視する方におすすめです。
このタイプの道着を選ぶ際は、素材の薄さと耐久性のバランスを考慮する必要があります。
また、洗濯による乾きやすさもポイントであり、頻繁に洗濯する必要がある場合には、乾きやすい素材を選ぶと便利です。
二重(ふたえ)合気道着
二重合気道着は、より厚手の生地を二層にして作られており、耐久性と保護力が高いです。
この道着は、激しい投げ技や固め技による摩擦に強いため、上級者や頻繁に稽古を行う人に適しています。
また、重量があるため、技の安定感を増す効果が期待されます。
このタイプを選ぶ際は、生地の厚みと重さを考慮し、適切なものを選びましょう。
薄型合気道着
薄型合気道着は、最近の技術革新により開発されたもので、非常に軽量でありながらも耐久性があります。
柔軟性も高く、身体の動きを妨げません。この道着を選ぶ際には、フィット感と動きやすさを重視して選ぶと良いでしょう。
また、洗濯後の乾きが早いため、頻繁に稽古に参加する人にも好まれています。
しかし、薄手であるため、洗濯の際には注意が必要です。この道着は、特に動きやすさを追求する若い学生や女性に人気です。
新素材合気道着
新素材合気道着は、合成繊維を使用しており、伝統的な綿衣服と比べてさまざまな利点があります。
新素材を使用した合気道着は、合成繊維の利点を生かし、軽量性、速乾性、耐久性が向上しています。
そのため、様々な気候条件下での使用に適しており、特に汗を多くかく方や、洗濯の頻度が高い方におすすめです。
また、色褪せや縮みが少ないことも利点です。
しかし、合成繊維は肌に合わない場合もあるため、選ぶ際は、素材が肌に優しいかどうかもチェックし、長時間の使用にも快適なものを選んでください。
合気道着のサイズと洗濯による縮み
合気道着のサイズの選び方
新品の状態ではぴったりまたは少し大きめのサイズを選ぶことが望ましいです。
道着の素材が綿100%の場合、特に縮みやすいので、この縮みを考慮しないと、数回の洗濯後には袖丈や着丈が短くなりすぎてしまう場合があるでしょう。例えば、着丈が85cmの道着があった場合、5%縮むと約4.25cm縮んで80.75cmになります。
10%縮むと約8.5cm縮んで76.5cmになるため、動きやすさや見た目に影響が出るかもしれません。
そのため、購入時には自分のサイズに合わせて、若干大きめを選ぶか、商品の説明に記載されている収縮率を確認してから決めることをおすすめします。
洗濯による縮みの対策
洗濯方法によっては道着が大きく縮んでしまうため注意が必要です。合気道着の種類によって適切な洗濯方法が異なります。
一般的には、冷水での手洗いが推奨されており、道着の縮みを最小限に抑えることが可能です。
また、洗濯機を使用する場合は、道着を裏返して洗濯ネットに入れ、低温で優しい洗濯モードを選択すると良いでしょう。
合気道着のおすすめ商品
合気道着には多くの種類があり、自分の希望に合わせた道着を選ぶ必要があります。
初心者・入門者の場合は上下セットの物を購入すると良いでしょう。以下は、各種類のおすすめの合気道着を紹介します。
一重合気道着のおすすめ商品
商品名: AG60W 晒合気道衣上下帯3点セット
おすすめ理由
この道着は、耐久性に優れた一重刺子生地を採用し、初心者や入門者におすすめです。
背継ぎのない軽量な構造で、動きやすく練習の際の負担も軽減されます。
帯と股下がセットで提供されているため、合気道を新たに始める方に最適です。
販売サイト: 東山堂:https://www.tozando.net/product/003001000026
二重合気道着のおすすめ商品
商品名: ニ重晒 最高級合気道衣(WA600)上衣のみ
おすすめ理由
二重の刺子生地を使用しているため、耐久性がさらに向上しています。
厚手の生地でありながらも、柔らかさと動きやすさを兼ね備えており、長時間の稽古や試合に適しています。
生地が厚いため、相手に掴まれた際にも安定感があり、特に中級者や上級者におすすめです。
販売サイト: 星道ショップ:https://www.seidoshop.jp/
薄型合気道着のおすすめ商品
商品名: KS200 薄型合気道衣 上下セット
おすすめ理由
夏の稽古や長時間のトレーニングに最適な薄型合気道着です。
軽量素材を使用しているため、通気性と速乾性が非常に高く、汗をかきやすい環境でも快適に着用できます。
また、持ち運びも容易で、遠征や合宿にも適しています。
販売サイト:星道ショップ:https://www.seidoshop.jp/
新素材合気道着のおすすめ商品
商品名: 綿ポリ混紡合気道衣 KS300
おすすめ理由
新素材の混紡生地を使用したこの合気道着は、綿の柔らかさとポリエステルの耐久性を兼ね備えています。
軽量かつ通気性に優れ、初心者から上級者まで幅広い層に対応できます。
柔軟性がありながらも耐久性が高いため、長期間使用しても型崩れしにくいのが特徴です。
販売サイト: 星道ショップ:https://www.seidoshop.jp/
これらの商品は、自分の合気道のスタイルに合わせて選ぶことで、より快適で楽しく稽古をすることができるでしょう。
自分の稽古のスタイルに合わせて、最適な合気道着を選んでください。
また、お気に入り合気道着を見つけることで稽古へのモチベーションアップにも繋がるかもしれませんね。
まとめ
合気道着の選び方や特性について解説しました。以下に購入する際のポイントをまとめておきますので、ぜひ参考にしてください。
- 素材と耐久性:一重、二重、新素材それぞれの特性を理解し、用途に合わせた耐久性の高い道着を選ぶ
- サイズと縮み:購入前にサイズの確認と洗濯後の縮みを考慮して選ぶ
- 用途に合わせる:練習頻度や季節に合わせて、合う合気道着を選ぶ
自分に合った合気道着を選ぶことは、練習の質を向上させるだけでなく、動作の自由度を高め、技の精度を上げることにも繋がります。各種類の道着の特徴を理解し、自分にあったものを選びましょう。